Internet Backend 時の Cloud Load Balancer からの接続アドレス
Published: 2021/12/23
Cloud Load Balancer は、 Proxy の一種なので、定義された backend service へトラフィックを転送するが、その際にプライベートネットワーク(含む gcp 上の VM)へアクセスする場合と、外部のサービス(Internet NEG)へアクセスする場合では、その接続に利用される IP アドレスが変わってくる。
具体的に、 2021/12/23 現在においては、以下の通り
転送先 | CIDR |
---|---|
GCP 内部など | 130.211.0.0/22 , 35.191.0.0/16 |
外部インターネット (Internet NEG) | 34.96.0.0/20 , 34.127.192.0/18 |
(出典: https://cloud.google.com/load-balancing/docs/https#regional )
おそらく、 traffic や routing が大きく違うためこうなっているのだと思われる。
またこのため、 nginx などで X-Forwarded-For
の記述をする場合には、この CIDR
と、割り振られた load balancer 自身の IP を set_real_ip_from
しなければならない。
Tags: gcpcloud-load-balancernginx
関連記事
Nginx と upstream と SSL(https) とロードバランシング
2022/4/23
Nginx の log_format を変更したけれども反映されずハマった話
2021/12/16