Google Search Console の動作に対する推測
Published: 2021/12/29
Google の Search Console では、どのキーワードの検索から、どれぐらいの流入があったかを知れるようになっているが、それがどのように実現されているのか自明ではなかったので、それについてのメモ。
最近のブラウザにおいては、 <a>
のタグに ping
という属性を付与できる。
参考リンク。
これは、その<a>
タグがクリックされてページ遷移を行う時に、その ping
属性で指定された url に向かって、 POST リクエストを投げる代物の様子。
Google は、検索結果のページのすべてのリンクに対して、 ping
属性で集計用のエンドポイントを指定しておいて、リンクがクリックされたら、その情報をこれで収集している様子。
実際に、適当な検索結果ページのソースを見てみると、この属性が指定されていることが分かる。
こうして実際のユーザーのクリックを観測することで、 Search Console などにおいて、その情報を集計した結果を表示しているのだと考えられる。
ここで気になるのは、どれぐらいのブラウザがこの機能をサポートしているのか、だが、以下の Can I Use の結果を見ていると、主要なデスクトップとモバイルのブラウザにおいて、この機能は大体サポートされているのかが分かる。 (なお、 Firefox だけはプライバシーのために、デフォルトでこの機能がオフになっている。)
Tags: seogoogle-search-consolehtml5html
関連記事
block.opendns.com のリファラーについて調べたこと
2022/10/31
Scrap 的なものと Article 的なものの使い分け
2022/10/23
Breadcrumb (パンくず) を実装した時の SERP 上の効用
2022/6/27
JSON-LD での記事(Article)において指定すべき画像について
2022/5/7