Sentry でブラウザ拡張などのエラーを無視する方法
Published: 2022/4/19
Sentry でブラウザ側のエラーをキャッチしていると、たまに、再現しないエラーが発生する場合がある。 そして、それをよくよく調べていくと、その実、それはブラウザの拡張機能が悪さして unhandled promise rejection などを発生させているだけ、などのような場合が割とよくあったりする。 そのようなエラーをいちいち手動で ignore の設定をしたりなどしていくのは、効率が悪いので、どうにかできないのか調べた際のメモ。
結論: Inbound Data Filter にそういう機能がある。
ブラウザ側プロジェクトの Sentry の設定に、そういった機能がある。 これは、 Inbound Data Filter と呼ばれ、様々な条件でエラー通知に対しての ignore の設定を行うことが可能。
設定の仕方としては、まず 「Projects」から、その設定を行いたいプロジェクトを選択し、そこで表示されるプロジェクト情報から右上にある設定ボタンを押す。
そして、表示されるプロジェクト設定画面において、 Inbound Filters のタブをクリック。
そこに、 "Filter out errors known to be caused by browser extensions" という文言が表示されるので、それを on にすれば良い。