(記事) 開発組織マネジメントのコツ

naoya ito 氏による、 VPoE 的な職務のコツについて。

CTO については、 define CTO を読むと良いらしい。

  1. 注力するべきは、質の高い問題を発見し、そこに組織をフォーカスさせること。
    • 参考: イシューから始めよ
  2. 開発組織のアナロジーとしては、スポーツチームのマネジメント
  3. 組織構造で重要なこと: チーム学習の結果が、チームに蓄積されること。
    • 個々人の意識はコントロールできない
    • 構造はコントロールできる
    • ただし、いじりすぎると学習結果が失われかねないので、あくまで、チームの学習結果の総量の増加を目指す
  4. 心理的安全性と責任(チーム学習には、両方必要)
    • 各チームが置かれている場所は、どっちが足りていない?
    • 責任: ミッションないしロードマップを要求
    • 心理的安全性: チームビルディングなど
  5. ヒューマンマネジメント
    • 開発の問題とは、9割方、組織の問題
    • フレーミング
      • 「学習の場」としてフレーミング。
      • 仕事をアサインする最初に期待値調整(超重要) aka あなたに期待していること、チャレンジ、やりがい、 etc.
      • コツ: 対話と調整
    • 1 on 1
      • 効用: 組織の課題発見
      • リフレーミングの機会
      • コツ: お願いごとは、相手の不満が空になってから
  6. プログラマー風林火山
    • プログラマーとしてのコンピテンシー的な能力を風林火山で説明
    • これを良い感じに組み合わせるとシナジーがでる
  7. アンチパターン
    • 文化改革症候群
      • 意思決定の仕方 が要因で、 文化 は結果
      • 変えるなら、意思決定の仕方
    • 現状否定
      • 未来志向で逆算して、変化の必要性を訴える。
    • マイクロマネジメント
    • サーバント方リーダーシップの罠
      • きちんと方向性を示すべし。
    • エンジニア幸せ向上委員会
      • 良いプロダクトとは、必ずしも関係ない。
    • みんなが同じことを考える!
      • 価値観はコントロール不可。
      • コントロール可能 == ゴール設定とその捉え方