PerformPromiseThen

引数: (promise, onfulfill, onreject, resultCapability?)

capability がない場合があり、 await 式の場合が該当する。

onfulfill と onreject それぞれにおいて、 resultCapability を利用して PromiseReaction Record を作成する。
- onfulfill や onreject が undefined であっても、 [[Handler]] が empty な状態で reaction が作成される
promise の状態に応じて onfulfill と onreject を処理する。
- pending の場合には、 promise の [[PromiseFulfillReactions]] と [[PromiseRejectReactions]] に 1 の結果を append
- resolved や reject の場合には、即座に NewPromiseReactionJob して HostEnqueuePromiseJob
promise.[[PromiseIsHandled]] を true
resultCapability があれば [[Promise]] を取り出して return

await

async 関数の呼び出しに伴い作成される asyncContext に対する操作がセットになっている。

HostEnqueuePromiseJob

enqueueMicroTask の tc39 上での用語。この enqueue した順番に各 Job は呼び出される必要がある。 (厳密に queue であることが要求される。)

NewPromiseReactionJob

引数: (PromiseReaction Record, value)

以下のように reaction を実行する Job を作成して返す。

PromiseReaction Record

(PromiseCapability Record, Fulfill or Reject, JobCallback Record or empty) のレコード。

Promise.prototype.then

ざっくり、 NewPromiseCapability して PerformPromiseThen (this, arg1, arg2, capability) する。

FulfillPromise

Promise Resolve Function のサブルーチン。 FulfillPromise(promise, value) の形式。

Promise インスタンスの内部プロパティ

Promise のインスタンスが、その機能の実現のため内部に保持するプロパティについて:

Promise Resolve Function

new Promise((resolve) => ...) するときの resolve 関数の実態。 [[Promise]] と [[AlreadyResolved]] の内部レコードを持つ。

CreateResolvingFunctions

Promise Resolve Function と Promise Reject Function のペアを作成する。それぞれ AlreadyResolved を共有するため、ペアで作成される必要がある。

NewPromiseCapability

引数: コンストラクタ

返り値: PromiseCapability Record

処理: new して、その際に resolve, reject を取り出して、それらをまとめて capability record へまとめて return

PromiseCapability Record

([[Promise]], [[Resolve]], [[Reject]]) なレコード。 jQuery の Deferred の処理系内部実装のようなもの。

PromiseResolve

Promise.resolve の処理そのもの。引数が Promise だったならばそのまま返し、そうでなければ NewPromiseCapability して、即座に resolve を呼び、その promise を return